三菱ダイヤモンドカップゴルフ 2006
ツアーバン見学
ツアーバン見学
ツアーバンとは
プロゴルフツアーが始まると、各ゴルフメーカーは通称ツアーバンと呼ばれるクラブメンテナンス専門のサービスカーをツアー会場に待機させる。第一線のプロの要求に即座に対応できるツアーテクニシャンを常駐させ、日本全国のツアー開催会場へと駆けつけるためだ。
今年はツアー会場に足を運び、各社ツアーバンを見学する機会が二度あった。5月に三菱ダイヤモンドカップ、10月に日本オープンと見て歩いたが、どちらも非常にいい経験となった。2回とも試合練習日に行ったのだが、練習ラウンド前後にバンに来るプロの要求を細かく聞き丁寧に対応していく姿がとても印象的だった。作業そのものは慎重ではあるものの非常に手際よく、数人のクラフトマンがそれぞれの仕事を行っていた。バンによっては和やかな雰囲気もあり、訪れたプロと冗談を言いあう一面も見ることができた。
各社バンともに、予想以上のハイテク機材と充実したパーツを揃え、さらに少数精鋭のクラフトマンと、最新のチューンナップ・修理方法によって支えられているのだと実感した。またバンによっては、あるプロ担当のクラフトマン、という人が数人いた。例えば、片山プロ担当、深堀プロ担当のように年間を通して各会場を回り、どこのツアー会場でもそのプロのクラブチューニングを受け持つのだ。このことについて聞いたのは初めてだったが、キャディと同じようにクラフトマンも実はプロとのチームワークを大事にしているのだと感じた。
ツアーバンのクラフトマンはプロを相手にする仕事の厳しさや、各地を転々とする大変さもあるが、チューンナップ技術の最先端にいる事は疑う余地もなく、そこから発信される技術情報には多大な影響力があるのも確かだ。忙しい中、ツアーバンについて詳しく説明して下さったクラフトマンの方々に感謝するとともに、ツアー会場でのチューンナップ現場を少しでも見ることができて非常によかったと思う。 神津将司
ツアーバン装備の紹介
さて今回紹介するクルーズ・ツアーバンは、日本で初めての複数メーカーの連合バンとして1996年にプロサービスを開始し、トッププロの厳しい要求に敏速に応えるための様々な機材やパーツを完全装備。連合バンの特徴として、シャフトメーカーや各ブランドのスペシャリストが揃う理想的な環境は、常にハイレベルな最新のツアーサービスを提供している。
上部シャフト棚
運転席上部に、単体シャフトを常時800本以上収容。
テーブル
コーヒーメーカーや電子レンジ等は立ち寄られるプロたちのサロン用。実はスタッフ達の生活必需品?
電話、FAX、プリンター
ゴルフ場の通信環境は場所柄あまりよくないが、オフィスとして最小限の装備は備えている。
作業台
上部の棚には約2000本のグリップが収められ、下の引き出しにはメーカー別の単体ヘッドを収容。反対側の作業台下部の引き出しは各メーカー別に割り当てられ、パーツがぎっしり収容されている。工具も豊富に取り揃えられている。
ウッド、パター用ロフト・ライゲージ
0,1度刻みでの計測が可能な精密機械だ。
レジンダー
ヘッドの研磨やソケット研磨仕上げ等に使用。作業別に何種類ものベルトを付け替える。
万力
バイス(万力)でヘッドを固定してライ角調整などをする。
バッファー
レジンダー研磨の後の仕上げに使用する。
ウッド用ベンディングマシーン
ウッドのロフト・ライ角を調整。
アイアン用ベンディングマシーン
アイアンのロフト・ライ角用。計測と調整が同時にできる優れもの。
振動数計
完成したクラブの振動数を計測し、各プロのデータを保管。
センターフレックスゲージ
シャフトのフレックスを計測。
バランス計とウエイト計
スイングウエイトを計るバランス計とウエイト計は車内前後に2台設置。
グルー注入機
ウッドヘッド内部に高温状態にしたグルーをコンプレッサーで注入し重量をコントロールする。
シャフトカッター
日本のツアーバンでは唯一の最新式。カーボンシャフトカット時の有害なカーボン粉をバキュームする装置を備えている。
ボール盤
バックフェースに穴を開けてのバランス調整や、ホーゼルの穴を広げる際にも使用。ドリルも口径別に各種用意。
CREWS GOLF 吉本社長 いつもお世話になっています
PING ツアーバン
PING ツアーバン内部
中島さん またツアーで会いましょう!
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